SKY-HI #JAPRISON ツアー、ちょっと本当にみんな観たほうがいいと思うんですがの話⑤と、MUSIC FAIRの話
SKY-HI TOUR 2019 The JAPRISON
2019.3.30 (Sat) @ホクト文化ホール
1週間ぶりのThe JAPRISON、毎週末のようにホールツアーを観ている期間だったから、平成の終わりとともにこのツアーの終わりが近づいてるようで急に寂しくなってきたな、、、、
毎回終演後にブログに書き残している感想、今日はライブ+どうしてもMUSIC FAIRのことを書いておく所存です。
以下ネタバレありです
といってももはやセットリストとか載せたところでネタバレとは言い難いかんじ。セットリスト順にCDを再生しても、きっとこのツアーは実際に観てみないことには1割も伝わらないのではないかと思うほどに、そのすべてが緻密に計算されていて、だからといって決して予定調和ではない、そこが何度でも観たいと思う大きな要素です。
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最初の1時間、第一部は本当に
「JAPRISON可視化」
の世界で、アルバムの制作段階からこれがくっきりと頭にあったSKY-HIはまじでド級の変態音楽人だと思います。ぐだぐだ言うより観るに越したことはないに尽きる。
そのJAPRISONの曲の間に組み込まれている曲たちもまじで良いスパイス。やっぱりライブ映えする曲ばかり。
『As A Sugar』、『Turn Up』、『F-3』あたりはライブでは定番曲という感じはするけど、ホールツアーで聴くこの定番曲は毎年アップデートが繰り返されていて、いつでもそのときが旬、という感じがするのが最高。『As A Sugar』〜『Turn Up』バースに入る前の繋ぎなんてクソかっこいいの本当。なんだあれ(怒)と腹立たしいくらい最高 。
『Dystopia』は本当に好き、FREE TOKYOの曲はずっとライブで聴き続けたいなぁ
この曲はリリックに「マイク一つあとは自分自身を I REP」とあるけど、『I REP』のDABOさんヴァース「I REP MYSELF」から来てるのかなとか、「結果やっぱ俺等変わらない」に通ずるものがある「何も変わらないぜ」なのかなとか、勝手な憶測でしかないけど、FREE TOKYOは本当に何度噛んでもずっと味わい深さのあるこのかんじ。アナログ盤で欲しい。本当に欲しい。
『Name Tag』ではバースに入る前、
「お前の目に映る俺はラッパーか?アイドルか?なんでもいいよ俺は俺だ」「興味もねぇ」と言い放つSKY-HIがギラギラかっこいい。その一言で伝わってくる情報量の多さったらない。
そこに続く『Walking On Water』は太くブレない柱はあるんだけれど、WELIVEで観たときともMWツアーで観たときとも違う良さがあってとても良い。
歌詞カードには載っていない「square the circle」というライン、「円の正方形化」から、喩えとして「不可能なことを企てる」という意味を持つ言葉だそうなのですが、この曲で初めてその言葉を知ったとき、とても鳥肌が立った記憶があります。
そして第二部、
『Double Down』への繋ぎ部分の「Go bounce〜」が最高に踊れるやつ。はぁ曲と曲の繋ぎがはちゃめちゃにかっこいいのでSKY-HIはCD音源だけで満足しているという人がいるのなら本当にライブ、観てほしいです。
『Paradise Has No Border Remix』はいわずもがなライブ映えすごすぎて一生聴いてられる。これ、SFの演奏で観られるのはこのツアーがとりあえずの最後だというのは本当にさみしいけれど、フェスとかでもしばらくはセットリストに組み込んで欲しいです、、、晴れた夏の日の野外で汗だくでも聴きたい。
『One Night Boogie』はイントロのMJオマージュもといモノマネ(?)
おそらくこのライブ動画の0:20〜の「I Think I Wanna Rock!」(なのかな?リスニング力に自信がない)をSKY-HIが声入れてるんだと思うんだけど、音源通りのシャウトをライブでがっつり私が聴けたのは先週の神奈川公演が初めてだった気がするのですが、高音がとても綺麗でこうふんした、、、、、
20分で10曲メドレーの「カウントダウンSKY-HI」を終えて少しMCを挟んだあとの『New Verse』、5公演目にしてやっと、落ち着いてステージを直視できるようになりました。
最後の曲が終わって、SFのメンバーがはけていくところ、最後コーラスのお二人だけが残った時にリズムに乗ってオーディエンスではじめたあのクラップ、すごくグッときた、、、ライブってこういうのが堪らないです、、、
ライブが終わって大好きな友達とご飯を食べて、ホテルに帰って「MUSIC FAIR」の動画、観ました。緊張しながらそわそわ一人きりで観ました。
MUSIC FAIRでProgressを歌うスガシカオ× SKY-HI、それはそれはグッときてしまったのは「ぼくが歩いてきた 日々と道のりを ほんとは"ジブン"っていうらしい」という詞と、自分を見つめ直した結果自分のことがいとおしくなったというこの曲が重なったところ
— (ユカだよ) (@ppp276) March 30, 2019
New Verse / SKY-HIhttps://t.co/wTWbck6WQu
大好きなProgress、大好きすぎてドキドキしながら観ましたとても良かったです。SKY-HI氏、高音の伸びがすごい、、、すごい、、、
ぼくらは位置について 横一列でスタートをきった
つまずいている あいつのことを見て
本当はシメシメと思っていた
誰かを許せたり 大切な人を守れたり
いまだ何一つ サマになっていやしない
相変わらず あの日のダメな ぼくずっと探していた 理想の自分って
もうちょっとカッコよかったけれど
僕が歩いてきた 日々と道のりを
ほんとは“ジブン”っていうらしい世界中にあふれているため息と
君とぼくの甘酸っぱい挫折に捧ぐ…
“あと一歩だけ、前に 進もう”
ねぇ ぼくらがユメ見たのって
誰かと同じ色の未来じゃない
誰も知らない世界へ向かっていく勇気を
“ミライ”っていうらしい世界中にあふれているため息と
君とぼくの甘酸っぱい挫折に捧ぐ…
“あと一歩だけ、前に 進もう”
『Progress』/ スガシカオ
今日のライブで『New Verse』を歌う前に話していたこと、
自分をとことんまで見つめ直して、自分と会話をして、自分の中の膿みたいなものがどんどん出てきた、その結果、自分のことがいとおしくなった
というニュアンスの話、その話のあとに聴いた『New Verse』と、さらにそのあとに聴いた『Progress』に、完全に食らってしまいました。食らいすぎて眠れない。大好きな曲同士の点と点が重なった瞬間の幸せな気持ちはどうにも言葉に表すのが難しい。曲の最後、SKY-HIがガッツポーズをしたところ、ああいうのが素で出るって素敵すぎないですか。。
家に帰ったら落ち着いてリピート再生する所存です。
『Chit-Chit-Chat』、良かったなぁ、ファンなので良かったと思うのは当たり前なのかもしれないけど、贔屓目抜きで、あれが初見だったらわたしはすぐに音源を検索してるとおもいます、そうでなくてもちょっと気にし出すとおもいます。土曜の夕方、あんなのテレビから流れてきたら絶対見入っちゃう、そんな素敵さが詰め込まれていますぜったい。ライブ終わってiPhone見たら、友達から画像付きでLINE入ってました。「ゆかちゃんの好きなSKY-HIが出てたよ」と笑。地上波でお茶の間に流れるというのはこういうことなんだなぁ。
余談ですがKOHHのTシャツを着てトークに挑むSKY-HIはその数週間前にもKOHHのパーカーを着ていました最高
ああ、JAPRISONツアーが残りすくなくなってきてしまった、、、、、中野公演を観終えたあとに、どんなことを思うのかなぁと思いながら、毎日を生き抜いていこうとおもいます。